共に子どもに寄り添っていく親仲間〜子どもだけの旅に参加してくれた男の子のお母さんの手記〜

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子どもの経験を支えていくということ。

一つ前の記事に、息子の子ども旅の手記を載せました。

育っていくってね、相互作用なのだとおもうんです。

一つの経験が息子とそのお友達を育て、そばにいる私たち親も育ててくれる。

わたしができることは、

「彼らが感じたことに心を傾け、話を聞いてみることだけだなあ」

って思うんです。

彼らの感性から学び、そんなふうに成長している子どもたちに寄り添う親同士がその共通の経験を通して親同士でも育ちあっていく。

思春期を迎えた息子は私より、お友達のおかあさんに話したいこともあるそうです。私には満たせない思いをそうして他の大人に聞いてもらって、この経験をもっと大きな宝物に育てているのだと思います。

成長する子どもたちを見ながらいつも思うこと。

子どもだけ育っていくだけでは寄り添う力がついていかないということ。いつも心配してずっと口を出し続けているうちに、子どもは自らのチャレンジをやめていきます。

親の影響力って強いなあと今でもハッとすることがありますから。

子供が成長するということは、親も成長せねばならず、いつも必死の私。

「いつも必死なんだよー、未熟母ちゃんで悪いね。許してくれてありがとう。」っていうと息子はクスッとわらいます。

息子の方がどんどん成長しちゃってるなあって思います、笑。

それでもね、子どもたちが、いい顔をしているのをみるたびに、自分も成長できるようにずーっと頑張っているんですよ😉。

一緒に行ってくれたお友達のお母さんにお願いしましたら、手記を書いてくださいました。

親として一緒に育っていくということ。寄り添っていくということ。

独りよがりにならない様に、こうして支え合える仲間がいるって宝物だなあってしみじみと感じながら、今もこの文を書いています。

一緒に行ってくださったお友達、その親御さん。

今を共に生かせてもらってることに感謝が尽きません。

心からのありがとうと共に。

 

子ども旅に行ってくれた男の子のお母さんの手記。

 

今回この旅で、息子は一生心に残るであろう貴重な経験をさせて貰いました。

 

もちろん、息子にとって、 こどもたちだけの旅は、今回が初めて✨

 

家では(外でも?笑)超マイペース、 時間通りに動くこと、周りに配慮をして過ごすことはまだまだ足りない息子です。

でも、優しくて周りに配慮しながら過ごす大好きで信頼しているお兄ちゃんの背中から、何かを感じてほしいとの願いもあったので、二つ返事で送り出すことを決めました。

 

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当日の待ち合わせ場所は、息子にとって初めて行く駅でした。

 

みんなと合流するまで見送ろうかと思ったけど
これはその名の通り、

 

“こども旅”

 

最初から最後まで自分の力でやり遂げること。それこそが醍醐味だと考えたので、駅の近くで車から降ろし、そこからは1人で行ってもらうことにしました。

 

(実はバレないように、こっそり柱の影から見守っていましたが、合流を確認して一瞬で退散しました。笑)

 

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帰ってきてから、息子のデジカメの写真を見たら、たくさんの『車窓からの風景』や『お友達の笑顔』がたくさん映っていました

 

とても良い時間と経験をしてきたことが表情だけではなく、写真からも伝わってきて、かけがえのない時間を過ごせたことが何よりとても嬉しかったです(^^)

 

余談ですが…

息子の生態をよく知る親としては、落ち着きのない息子が、電車に乗っている間、座って待てるのか少し不安でありましたが、そこは、お兄ちゃんが電車の速度を当てるクイズやおもしろトークをしてくれたおかげで、終始楽しく過ごした様子✨

 

さすが!旅に慣れているゆうだいくん!!ありがとう😊✨

 

そういういただいた優しさや配慮が息子の中で生き続けて、
いつかもう少し大きくなった時、お兄ちゃんにしてもらったことの様に、自分より小さいお友達にしてくれる日が来てくれたら、私はこの上なく嬉しいなと思っています😍

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【心配より信頼を】

 

親から子へ伝わる想い。

それは『心配』でしょうか。
『信頼』でしょうか。

 

こども旅では当たり前ですが、大人がいません。

困ったら、こどもたちだけで考えて解決しなければなりません

それは、同時に
『自分の選択に責任を持つ』ということでもあると思います。

なんでも、便利なものが溢れている今の時代に

困った時に、どうその困難を乗り越えていくか。

1人で解決をすることも
人を頼りながら、解決することも
その時の自分の選択に責任を持つことを自然と感じるこの”経験”こそが醍醐味であり、生きる力に繋がっていくのではないのかなと思います。

いつかは必ず来る”自立する”時期。

“自分の足”で”立つ”ことは、
逆に、親が手を離すことで伝わるのかもしれないなぁと、私はこの旅から教えてもらった気がします。

そして何より、


今を大切に生きる!!

たった1日かもしれない。

けれど、このたった1日は一生忘れることのない、彼の心に永遠に、残り続ける1日となったことでしょう。

そんな最高の経験と宝物を息子に作ってくれた こども旅。

親子ともに貴重な経験をさせてくれた
ゆうだいくんとゆうだいくんのご家族。一緒に旅をしてくれた大切なお友達。

心からの敬意と感謝を込めて…ありがとう😊

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