なぜ学校に行かなくても大丈夫なのか〜学校行かずに世界に行こう!

子どもが学校に行かなくなっちゃって、この先どうなるかと心配で心配で。
学校に行かなくても大丈夫な方法って、あるのかな?
社会に通用しなくなるとか、就職できないと思うと不安で。
周りの目もあるし、どうしたらいいのか…

 

子どもを持つ、こういったお母さんの悩みにお答えします。

 

1.「学校に行かなきゃロクな大人にならない」という思い込み

「学校に行かなきゃロクな大人にならない」

確かにこの言葉は、ぼくが小さい頃から育っていく過程で、当時の大人たちに聞かされてきた言葉です。
ぼくもそう思って、学校を休むと勉強についていけなくなって、目指す高校、目指す大学に入れなくなるという、恐怖にも似た感覚がありました。

だから今、自分の子どもが学校に行かなくなってしまったことで、恐怖感でパニックになるような気持ちもわかります。

だけど、ちょっと冷静に考えてみましょう。
「学校に行かなきゃロクな大人にならない」は、本当なのでしょうか?

きっと、学校に行かないと、18歳とかになったときに就職活動もできずに、仕事がなくてお金も無くなって生きていけない、そんな未来を漠然とイメージして恐れているのではないかと思います。

2. 海外には仕事しないで旅してるような人がたくさんいます

ぼくは海外で、多くの若い旅人に出会いました。
そんな中で、ずっと感じていた疑問、

「どうしてずっと旅をし続けられるの?お金はどうするの?」

ということを出会った旅人に聞きまくっていました。
ある人は、こう答えました。

まずはいきなり、ワーキングホリデーで海外に行って働くんだ。
そうすると、仕事(農作業など)をしてお金をもらいながら、英語を覚えられる。
1年ほど経つと、お金もたまって英語での日常生活も困らなくなる。
そしたらアジアなど物価の安い国に旅に出る。
物価が安いからけっこう旅を続けられる。
旅する中で、色んな価値観を持つ人に出会って話をすることで、自分の国じゃなくても生きていけることがわかる。
お金がなくなったら帰国してもいいし、また別の国にワーキングホリデーに行けばいいんだ。

彼の話を聞いてぼくは思いました。

「ああ、この彼はきっと、帰国しても生きていけるな」

こんな経験を積んだ彼ならば、そもそも海外で生きていけるでしょうし、自国に戻っても、これまでの海外での経験をもとに、何らかの方法で仕事を生み出して生きていくことができるでしょう。

海外での暮らしを経験した人の多くは、日本では考えられないような質素な暮らしをできる強さもあります。

一度、海外で野宿に近い経験をしたことのある人は、どんなに安い日本のアパートでも、雨風をしのげること、トイレがあること、お湯が出ることだけで幸せを感じられるようになるため、帰国後の生活費が総じて低くなる傾向にあります。

3. 今の時代は組織に属さなくても生きていけます

「学校に行かなきゃロクな大人にならない」

この言葉の元になっている考えは、こういったことではないでしょうか。

学校に行ってちゃんと集団生活での規律とか、やりたくないことでもちゃんと我慢してやり遂げる力を身につけなさい。そうしないと、組織に所属して仕事をしてお金を稼ぐ、ということができなくなりますよ。

そんなニュアンスが含まれているのだと思います。

これは確かに、ぼくらが子どもの頃はそうでした。
だけど今の時代は、インターネットが発達して、個人で仕事をできる環境がいくらでも整っています。

例えばイメージしやすいのは、YouTuberです。

自分の持ってるスマホで動画をとって、それをYouTubeにあげて、広告収入を得る。

こういった、ぼくたち大人が子どもの頃には想像できなかった環境が、今の時代、もはや無料で誰でも利用できるのです。

4. ぼくたちは、どんな思い込みに縛られて生きているのだろう

ということで、海外に滞在してきた経験からぼくは、「学校に行かなきゃロクな大人にならない」というのは、完全な思い込みだと思ってます。

海外に行くと、あらゆる価値観や常識の違いに気がつきます。

例えば、お店のレジに行ったら、店員がスマホに夢中でなかなかレジを打ってくれない、という場面に出会い、「仕事はきっちりやらなければいけない」という思い込みを持っていることに気がついた、とか。

海外ではこういった場面に、四六時中、出会います。
こんな経験をしまくることで、「あ、別に何やってても生きていけるわ、この人たち、こんなにテキトーでも生きてるし」みたいなことが、体感として理解できるようになります。

むしろ、ぼくたち大人がそこに気がついて、今後の人生を楽に生きていくためにも、海外に行きませんか?
そして、子どもが学校に行かなくなったなら、それは一緒に海外を経験するチャンスです。

夏休み、冬休みなどに海外に行こうとすると、バカ高い飛行機代が、その時期を外すと驚くほど安く行けますよ。

さあ、子どもと一緒に、海外に飛び立ちましょう!

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