ありがとうのある日々を生きる。

チョコバナナの思い出

昨日、わたしは些細なことに感動をしました。

そう、これはとっても些細なことですが、日々の中で小さな喜びとありがたさをちゃんと感じられることって、とっても大切で、その感覚を子どもたちにも残しておきたい。

そうかんじているので、シェアさせてもらうことにしましたよ。

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息子の友達が迎えに来て、息子が同級生と地域のお祭りに出かけることになりました。

娘が「行きたいな」と口にすると、「いいよ。」と息子。

友達に伝え、3人で出かけていきました。そのそもそも、中学生が友達の妹を連れて一緒に遊びに行くという光景が、なんともほのぼのするのですが、笑。

3時に帰るつもり、と聞いていましたが、夕方になってかえってきた娘が教えてくれたこの日の出来事。

お祭り会場でお小遣いで買ったチョコバナナを落としてしまって思わず泣いてしまった娘に、近くにいた息子のお友達がお金を出し合って、新しいものを買ってくれたそうです。

それを聞いてそれはそれはあったかい気持ちになったんですね。

きっとね、娘は、チョコバナナの優しい思い出と共に一生を生きていくんでしょうね。

「よかったね。なんか母ちゃん泣いちゃうよ。

あなたの周りにそんな優しい人がいてくれるなんてね。」

自分に向けられた優しさって、当たり前じゃないよなあとしみじみと思います。

彼らが娘に向けてくれた優しさで、息子も、わたしも温かな気持ちになりました。

日々の中の小さな優しさに気づける生き方をしていたいなとわたしは感じています。

これからを生きる人たちに、小さなありがとうを毎日の中にたくさん持って生きていてほしい。

そうすれば、これから先、巣立って行っても、自分の中にいつも優しさを持ち続けられるから。

旅を通してつけた感覚

小さなありがとうを見逃さず、感謝の気持ちを感じること。

私たちが旅先で見つけた大切な感覚でした。

私たちはゲストハウスに泊まるたびに、それをいつもかんじてきました。もちろんそれがキャンプ場であっても、なんらかの人様との心の関わりがありますしね。

一期一会、たった一晩共に過ごした方から頂いた優しさって本当にありがたいんです。

逐一ありがたくて、言葉では伝えきれないのだけれど、せめて、感じた思いをお伝えししながら、感謝を持ってお互いに別れていくその瞬間。

相手の方の優しさを感じるたびにありがとうの思いを向けないと、伝えることができないんです。一晩は本当にあっという間だから。

何度もそれを味わってるうちに習慣化してきて、ありがたいことがたくさん見えるようになってきます。

旅っていいですね。

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このお祭りの日の夜、娘は、

「みんなが優しくしてくれて嬉しかったなあ。

わたしもこんなお姉ちゃんになろう!」

そう言いながら眠りにつきました。

チョコバナナと共に優しい気持ちを育ててもらった彼女。

少し先を歩くお兄さん、お姉さんの中に素敵な憧れがあるってとても豊かなことだと思います。

憧れは手の届く場所にあるとぐっと現実的になりますから。

そんな息子の友人一人一人にお礼をいいたい。

ありがとう🙏😊

けれども、息子がそばにいなかったようで、誰かわからないので、次に学校の先生にお会いした時に感謝の気持ちをお伝えしてみようと思います。

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